【少女漫画2】ヒロイン失格
ども最近失恋をしたケイです。胸に吹きすさぶ寒風が辛いので、理想のイケメンたちに癒してもらうことにしました。少女漫画をたくさん読んで、トキメキを思い出したい。断じて、現実逃避ではない。
冴えない系アラサーのケイが独断と偏見でコメントする少女漫画評です。
好物は魔法、両片想い、侍女、騎士、幼馴染、寡黙系男子、魔法(2回目)。自然にオシャレができる女性と、自然に男子と話せる女性にはジェラシーしか感じない。
女の子は誰しも自分が恋愛物語のヒロイン(主人公)になることを夢見るもの。
高校生・松崎はとり(以下 はとり)は、幼なじみで同じ高校に通う寺坂利太(以下 利太)に、密かな恋心を抱いていた。
桐谷美玲が主人公で映画化したこの作品。恋愛と向き合うことから逃げ続けてきた主人公はとりが、恋のヒロインになるために挑戦を繰り返しながら、自分が好きな利太と、自分を好きな弘光くんの間で揺れ動くストーリー。
王道展開だが、意外にもよかった。弘光くん以外はキャラのブレが余り無く、また登場人物たちの動機も自然なため、抵抗感じることなくするする読めた。
特に全10巻を越えており、通常だと脇カップルに主人公がスライドしたり、仲がぐちゃっとして分かりづらくなるのに、基本的に主役にずっと重点が置かれている点で高評価。
ただ、男性陣はケイ的に微妙。イケメンだけど、割とナイーブ系なヒーロー、そして最初のチャラい方向性からどんどん愛情一本に育っていく弘光くん。冷酷チャラキャラは、冷めてる中からのぞかせる激情が良いのだよ。こう、ねっとりと。
そして、はとりは上流階層女子です。例え変顔しててもかわいいし、学年ワンツーにアプローチされちゃう。
個人的には序盤に出てくるイケてない女子代表に見えて、彼氏の家にご飯作りに行くあざと系女子の安達さんに救いのない展開が辛かった。趣味を極めちゃう女子は、ビッチ化しないと救われないのか。君はそのままでいいよ。その世界観は魅力的だよと微笑んでくれる武士系王子様は現れないのか。
クスリとできる度:☆☆☆☆☆
男子萌え度:☆
胸キュン:☆
ストーリー展開:☆☆☆
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